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クラシック音楽とコード進行 [耳と、音と。]

本日、Facebook のフィードに 昔の仲間がシェアした 菊地康正 さんという Jazz ミュージシャンのポストが流れてきまして…

誤解をされてしまうことは望まないので、Facebook をされている方はご自分で菊地さんのポスト(全ユーザーに公開、"スコトーマとは" ではじまるポストです)を読んでいただきたいのですが、一部を引用しますと、
「ハーモニーとは、倍音列である。」
「音楽の原理は知識としては知っているけど、演奏する時は、譜面上の玉の位置が楽器と合っていればそれで良しという風に、音楽の基本原理を常に感じて演奏する人は、ごく一部になってしまっているようだ。」
「バッハのパルティータなどもコードを振って練習すると、コードネームに反応してコードの響きが連想されて、それに関連するアルペジオ、スケールなどが、瞬時に連想されるので、数倍演奏しやすいのである。伴奏音源がコードを読むことで聞こえる感じかな?」
「ある生徒さんにこれを見せたら、クラシックにもコードがあるんですか?と驚いていた。コードとはハーモニーのことなのでバッハの時代ももちろん呼び名は違ってもコード進行は有るのである。」
「逆に言うと、何十年もクラシックの演奏を、コード、コード進行を感じないでやってきたということに、驚きを禁じ得ないのだが。」
「いろいろな楽曲を聴く時も、コード進行とメロディを同時に味わいながら聞く。さらに、このコード進行は過去に有ったなんとかという曲のやり方に似ている・・・と歴史的背景も連想しながら聞く」
などなど。。。
#著作権上問題がありましたらご指摘ください > 菊地さん (って、こんなとこ読んでいないか…(^^;; )

これらの記述をみて 幼いころから自分の身の回りにいたクラシック音楽演奏家(主にアマチュア) に感じていた "これじゃない" 感の理由が腑に落ちたように思われました。
(引用した最後の件は、まさにこの記事で書いた Let It Go がなんかの曲に似ているように感じた、というのに相当するのではないか、と… 例が卑近ですみません m(_ _)m )

ともあれ、自分は音楽を聴くときに常に "ルート音" (つまりコード名の元になる音名) を意識しているのだと思います(ただし、絶対音感は無いですが…(^_^;;)。その結果、リズムに合わせて低音パートのフレーズは自然に聴き取れたり(場合によっては自分で作ることができたり)します。なぜこうなったか、については、幼少期からベース・パートのある エレクトーン を習っていたことの影響が少なからずあるのではないかと思うというのは "低音好き" と題したいくつかの記事に書いてきました。そして、その中でそれとなく書いているように、どうもうちの子どもたちは二人ともこの自分と同じ "感覚" を自然に身に付けているように思います。(一人は トロンボーン を習得する過程で、もう一人はピアノ・エレクトーン教室 に通っている結果として)

ルート音を認識できる≒コード進行を認識できる と、"コードネームに反応してコードの響きが連想されて、それに関連するアルペジオ、スケールなどが、瞬時に連想される" というのはまさに自分が感じていたことです。その結果、実際には聞き取れないような早いフレーズにも "音数(リズム)" と "高低差" に応じて 「感じた」 スケールの中の音を当てはめることで 「コピー」 できたりするんです。(もちろん、そんなに単純じゃないこともよくありますが…[ふらふら]

とまぁ、とりとめがなくなってしまいましたが、このように自分が "モヤモヤ" と感じていたことが、他の方によって言語化されているのを 容易に 知ることができるようになったのは素晴らしいなぁ、と思いました。



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